図書コーナーのリニューアルを開始

 本校の図書委員はみんな、本や漫画が好きです。そして当番を決めて図書の貸出業務をしています。

 しかし、図書コーナーで本を読んだり、本を借りて行くのは、ほとんどが図書委員です。だから彼らは、もっと多くの生徒に図書コーナーを利用してもらいたいと思っています。

 そこで定期的に、自分たちのオススメの本の紹介記事を書いて、掲示する活動も行ってきました。

 ある日、ひとりの図書委員がやってきて、次のように言いました。

「私は将来、図書館で仕事をしたいと思っています。図書コーナーの蔵書一覧を作り、本当の図書館のように運営したいです」

 そう、図書コーナーにどんな本があるのか、誰も整理したことはありませんでした。本は、大雑把に分類されて、並べられているだけでした。

大雑把に分類されているだけの本棚

 こうして、蔵書数は約1000冊程度とはいえ、蔵書一覧を作成し、本当の図書館のように運営するという、壮大なプロジェクトが始まったのでした。