体育委員企画「ミニ運動会」を開催しました。


2025年11月14日(金)、本校の体育委員が企画・運営する「ミニ運動会」を開催いたしました。今年度はグラウンドの利用ができなかったため、普段エンジョイスポーツを実施している名古屋市中スポーツセンターにて、午後の時間を使ったミニ運動会という形での実施となりました。

縦割りチームで協力し合う

今回の運動会は学年対抗ではなく、1年生から3年生までが混合した縦割り編成で、A・B・C・Dの4チームに分かれて競技を行いました。学年を超えて協力し合い、チーム全体で優勝を目指す形式です。

競技内容

第1競技:玉入れ
玉入れの玉は、体育委員が新聞紙を丸めてガムテープで巻いて作ったお手製のもの。カゴもダンボールを活用し、大きさに応じて得点を設定しました。小さい箱は3点、中くらいの箱は2点、大きな箱は1点です。
体育館の中央に玉を置き、四隅に各チームのカゴを配置。チームメンバーが中央の玉を取りに走り、四隅にいるメンバーにパスをして、角にいるメンバーがカゴを目掛けて玉を入れるというリレー方式の玉入れを2回戦行いました。結果は接戦となりました。
第2競技:しっぽ取り
持ち物としてお願いしていたフェイスタオルは、この競技の「しっぽ」として使用しました。制限時間内でしっぽを取られなかった人数で各チームに得点が入ります。2回戦行われ、こちらも接戦でした。
第3競技:ドッヂビー
チーム対抗で相手チームを変えながら2回戦を実施。内野に残っている人数が多いチームの勝利となります。ここでも各チームが接戦を繰り広げました。
第4競技:障害物競争
• 第1走者:ラケットの上にボールを乗せ、落とさないようにバランス感覚を保ちながら走行
• 第2走者:ダンボールで作った大きな輪っかに入り、キャタピラのように走行
• 第3走者:割り箸と輪ゴムを使った射的で紙コップを倒す
• 第4走者:借り人を見つけて二人三脚
バラエティに富んだ内容で会場は大盛り上がり。ここで点数の差が開いてきました。
第5競技:スウェーデンリレー
最終種目は、走る距離がどんどん伸びていくスウェーデンリレーです。第1走者は半周、第2走者は1周、第3走者は1.5周、アンカーは2周を走ります。アンカーにはスピードだけでなくスタミナも求められ、走り終えた生徒たちは息を切らせていました。

結果発表

見事、Bチームが優勝しました!どの競技も接戦で、最後まで目が離せない展開となり、大いに盛り上がりました。

生徒主体の企画力が光る

短い時間で体育館という限られた空間で行うミニ運動会でしたが、体育委員による競技選びとチーム編成の采配が光り、最初から最後まで飽きることなく、終始盛り上がる内容となりました。
普段のエンジョイスポーツよりも運動量が多く、疲れた表情を見せる生徒もいましたが、同時に充実した表情も数多く見られ、良い企画となりました。
体育委員は、企画、運営、そして終了後の反省会まで行い、とても充実した様子でした。

ニュートンの行事スタイル

本校には専用の体育館やグラウンドはなく、体育の授業や体を動かす機会は決して多くありません。また、運動が苦手な生徒も多く在籍しています。
しかし、だからこそ企画する側も「運動が苦手な子でも楽しんで参加できる運動企画」を考えることができます。
ニュートン高等専修学校では、このように生徒企画による工夫を凝らした行事を通じて、生徒たちが役割ややりがい、人との関わり方(コミュニケーション)を身につけていきます。
参加した生徒のみなさん、そして企画・運営に携わった体育委員のみなさん、本当にお疲れ様でした。