2年生高遠自然体験合宿
7月23(水)~7/25(金) 2年生が信州高遠青少年自然の家での合宿行いました。
1日目
駒ヶ岳サービスエリアでの昼食を経て無事到着。しかし、あいにくの雷雨となってしまいました。
それでも生徒たちは協力して野外炊飯に挑戦です。「火がなかなかつかない」「野菜の切り方、これで大丈夫かな」と最初は戸惑いながらも、みんなで声を掛け合いながら進めていきます。完璧とは言えないかもしれませんが、仲間と共に作り上げたカレーは、ここでしか味わえない特別な思い出となったことでしょう。
安全を最優先に考え、蛍を見に行くナイトハイキングは中止としましたが、代わりにプラネタリウム鑑賞を実施しました。本来であれば満天の星空を楽しめる環境ですが、天候に左右されることなく星座について学ぶことができました。
その後の自由時間では友人同士で談笑やカードゲームを楽しみ、22時の消灯時刻にはすぐに静かになるなど、メリハリのある行動ができていました。大きな怪我や体調不良もなく、1日目を無事に終えることができました。



2日目
朝6時起床。「眠い」という声も聞こえましたが、みんな頑張って起きました。朝の集いでは国旗掲揚やラジオ体操を行い、係の生徒たちがしっかりと役割を果たしてくれました。
謎解きゲームでは館内や敷地内を歩き回りながら自然の家について学習。昼食後はクラフト体験です。草木染めでハンカチを染めるグループと、滑石を削って勾玉を作るグループに分かれて真剣に取り組みました。「思っていたより難しい」「でも面白い」という声があちこちから聞こえ、それぞれが集中して作品づくりに励んでいました。後片付けまできちんと行えたのも立派でした。
夕べの集いでは、生徒会副会長の生徒が団体紹介もしっかりとこなしました。そして夜はお楽しみのキャンプファイヤー!!の予定でしたが、、、またしても雨天のため中止に。この時期の山の天気は本当に変わりやすく、何年も続くキャンプファイヤー中止に毎年申し訳ない気持ちです。
でも大丈夫。代わりの企画をしっかり準備していました。室内レクで盛り上がります。だるまさんが転んだ、ハンカチ落とし、綱引き、なんでもバスケット。キャンプファイヤーはできなかったけれど、みんな楽しそうにレクに参加していました。






3日目
6時起床で最後の朝を迎えました。雨で広場が濡れていたため、ラジオ体操の代わりに頭の体操を実施。左右違う動きや「しずおか」と言い続けるゲームでみんな大爆笑でした。
3日間のバイキング、最後の食事も美味しくいただきました。宿泊棟の大掃除では、シーツ畳みが意外と難しくて先生たちがたたみ直す場面も。荷物詰めも忘れ物がないよう慎重に行い、箒と掃除機で隅々まで清掃しました。「来た時より綺麗に」のスローガン通り、しっかりと取り組めました。
集合写真を撮って信州高遠青少年自然の家にお別れです。
その後は「そばの城」へ移動。昼食はそばだけでなく、ラーメンや軽食もあり、みんなそれぞれ好きなものを美味しくいただきました。お土産コーナーでは、お家の人や自分へのお土産を楽しそうに選ぶ姿が印象的でした。
午後は、事前学習で映画『望郷の鐘』を観て学んだ内容を胸に、長岳寺と満蒙開拓平和記念館を訪問しました。
長岳寺では、住職さんと担当の方が丁寧に案内してくださり、映画にも登場する「望郷の鐘」を実際に鳴らした生徒もいました。静かな鐘の音に、平和への祈りを感じる時間となりました。
記念館では20分間の映像『満蒙開拓団の真実』を鑑賞後、展示を見学しました。戦争の記憶や残された人々の想いに触れ、言葉では言い表せない学びの時間となりました。






3日間を振り返って
仲間と協力することの大切さ、自然の中での生活の尊さ、そして平和の意味を深く考えた3日間でした。
雨でキャンプファイヤーができなかったり、思い通りにいかないこともたくさんありましたが、それも含めて本当に貴重な体験となりました。何より、困った時にお互いに助け合う姿、みんなで力を合わせて活動に取り組む姿を見ていて、生徒たちの成長を実感することができました。
そして、全員が大きな怪我や体調不良もなく無事に帰って来られたことが何よりです。
この合宿で得た経験や絆は、これからの学校生活にもきっと活かされることでしょう。


